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『チルドレン』

伊坂幸太郎著/講談社文庫

 うるさくて、一緒にいると周囲の目が気になってしまうような性格の陣内君。独特の考え方を持っていて、それが正しいと思っている陣内君。そして、心の裏表のない陣内君。
 そんな陣内君とのエピソードを、大学時代などの友人や職場の後輩が語る形の短篇集。短篇集だけれど、話はつながっていて、時代を前に進んだり、過去に戻ったりする形の長篇とも読める。

 こんな人が近くにいたら、自分が元気なときや余裕があるときは楽しめるけれど、暗い気持ちのときには疲れそう……。でも、やっぱり憎めない性格なんだろうな。同じ一人の人間を見るのでも、見る人によって違うふうに見えたりするのはおもしろいな、と思いました。

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