『終決者たち』(上・下)
マイクル・コナリー/古沢嘉通訳/講談社文庫
ロス市警に25年間勤め、3年間引退生活を送っていたハリー・ボッシュが、職務に復帰することとなった。新しく配属されたのは、未解決事件班。そこでボッシュは、パートナーとともに、17年前に起きた女子高生殺人事件を改めて調べなおすこととなった。
だが、ボッシュの復帰は単純なものではなかった。ボッシュの復帰は、一年間は仮採用の状態なので、もしなにか問題を起こせば警官人生は終わりになってしまう。そして、そればかりか、ボッシュを復帰させた市警本部長や、かつてのボッシュのパートナーであり、今回のボッシュの復帰にあたって後押しをしてくれたキズミンの立場をも危うくしかねない状況にあったのだった。
こんな状況の中で、ボッシュは、今回もパートナーを組むこととなったキズミンとともに、17年前に起きた事件の犯人を探し出すことができるのだろうか?
いつも被害者の気持ちを代弁することに誠実に取り組むボッシュ。『暗く聖なる夜』の最後で存在が明らかになったある人物がボッシュに与える影響が、ボッシュの思いや言動のあちこちにあらわれていて、ボッシュに新しい面を与えている。
長く続いているハリー・ボッシュのシリーズの全てを読んでいるわけではないけれど、どの作品を読んでも読んでよかったと思えるので、未読の作品も読みつくしたいと改めて思いました。
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