Mum's the Word
Mum's the Word/ Kate Collins/A Signet Book
インディアナ州で花屋を営むアビー・ナイトは、自分の店の向かいに愛車のコルベットコンバーチブルを停めた。その直後、見知らぬ男が路地から飛び出してきて、コルベットの前に停めてあった車に乗り込み、大急ぎで車を発進させようとしてバックした瞬間、アビーのコルベットに追突してしまった。だが、男はそのまま走り去ってしまった……。
そして、その朝、アビーは、店で働いているロッティーから、いとこのパールの離婚に関して相談される。今は花屋を営んでいるが、一年前にはロースクールに通っていたアビー。けれども、成績が悪く退学せざるを得なくなり、その後、花屋を営むことになったのだが、周囲の人間からは、そんなアビーでも法律に詳しいと思われるらしく、いろいろな相談をもちかけられてしまうのだ。
コルベットに追突した車のナンバーの一部と車を運転していた男のようすを覚えていたアビーは、警察に通報するとともに、自分でも、その男と車を探し始める。さらに、パールが夫のハーディングから虐待を受けていたことを知り、ハーディングの周辺も探り始める。そして、二つの件が絡み合うようにして、アビーの周辺でさまざまなことが起こり始め……。
いろいろなことに首をつっこんでしまうアビーは何度も危険な目にあうのだが、悪に目をつぶることができない性格。そんなアビーに、かつて警官だった探偵のマルコが手を差しのべ……。
これは、アビーを主人公とする素人探偵ものでもあり、コージーミステリでもあります。アビーの営む花屋で働くロッティーやグレース、アビーと一緒に住んでいる幼なじみのニッキー、そしてアビーの両親など、個性豊かな人物がたくさん登場する、楽しく読めるミステリです。
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